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【九州高校 合格】数学5点→68点・英語12点→47点の逆転劇

 

定期考査で数学5点・英語12点という厳しい状況からのスタート。 そこから基礎を徹底的に立て直し、九州高校の専願入試に見事合格した生徒さんの逆転ストーリーをご紹介します。 このページでは、学力向上のために取り組んだ勉強法、モチベーション維持の工夫、受験対策の具体例をわかりやすくまとめています。 学習につまずきを感じている方にも、きっと参考になるはずです。

  九州高校 合格 指導例プロフィール   
◇目次◇

指導開始時の生徒の状況

指導開始から初めての定期考査~夏休み

1学期学期末試験前から夏休みまで

2学期 成績大幅アップ+アクシデント発生

志望校の選定と対策

中学卒業後・・・

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指導開始時の生徒の状況

中学2年生の3月から指導開始。指導開始時の成績は、理系科目が特に苦手で、2年生学年末試験と通知表の結果は以下の通りでした。

(3学期学年末試験)
 国 19点, 数 5点, 社 18点
 理 14点 英 12点 計 68点

(通知表)
社、数、美、保体、英が「1」、国、理、技/家が「2」、音楽が3で合計が45点中14点

生徒自身は「授業が全く分からない」と嘆き、毎日朝から夕方までただ座っているだけという状況を何とかしたいと訴えていた。

 

これまで、小学校では学研教室、中学では友人と通う個別指導塾に通っていたものの、 塾では雑談や「じゃんけん大会」に時間を割かれ、実際の学習にはほとんど取り組まれていなかったという経緯があった。

 

一方、基礎的な算数の知識は小学校卒業レベルには達しており、学年末試験に関しては図形や確率などの知識や数学的思考が必要な問題が多くあったため、特に点数が低かったと思われる。

 

学校では卓球部に所属し、趣味は映画鑑賞。 生徒の性格は大人しく、控え目な性格だが、気配り上手で気持ちよく接することができる印象。 生徒と打ち解けてきて、何気ない雑談の中で将来の夢や目標の話になった時に「自分は普通の人になりたいです。」と言っていたのが印象的だった。

 

2. 指導開始から初めての定期考査前まで

~初期指導(春休み~1学期期末前)~

~授業形式~
 週1回2時間(数学と英語を各1時間)

~使用教材~
 市販の問題集および私作成のプリントを活用し、学校で習う単元に沿って指導

~重点ポイント~
 通知表の「1」をなくすこと
 提出物(ワーク、宿題)の徹底管理

 

(数学)
 小学校時代に学研教室で習得した整数、分数、小数の四則計算は問題なかったが、 中学校で新たに学ぶ文字への値の代入、方程式、関数などは全く理解できていなかったため、基礎から丁寧に復習。

 

(英語)
 アルファベットは書けるものの、基本的な文法(例:"You (  ) ~" の穴埋め問題で「is」を誤って使用)が定着していなかったため、1年生レベルから再スタート。 単語の暗記と基礎文法の習得に重点を置いた。

 

3. 1学期学期末試験前から夏休みまで

~1学期期末前~

定期試験前の指導頻度を週2回に増やし、テスト直前にはワーク提出の徹底指導を実施。 提出物はテスト当日に回収される予定であるのにもかかわらず、テスト前日に終わっていない状況であった。 そのため、直前はテスト対策ではなくて、提出物の完成を手伝うことになった。以下は期末テストの結果。

 

(1学期末試験の結果)
国:19点→32点(+13点) 数:5点→31点(+26点
英:12点→30点(+18点) 社:11点→18点(+7点
理:14点→20点(+6点) 計:68点→131点(+63点
※2年生の学年末テストと今回の期末考査の点数の比較

 

(通知表の結果)
音楽、技術/家庭が「3」、それ以外が「2」で合計が45点中20点(+6点

 

まだまだ低い点数であるのには変わりはないが、2年生のころと比べると大きく点数がアップ。 生徒自身も「努力すれば成果が出る」と実感し、保護者からも「やればできるじゃない」と安心の声をいただいた。

 

4.成績大幅アップ+アクシデント発生

~夏休み~

夏休みから指導頻度を週3回にあげて、英語と数学を徹底的に復習。 2年生までの英語の復習を一通り終え、2学期からは中学3年生向けの文法(関係代名詞など)に取り組んだ。

 

夏休みになると気が緩んでいたためか、宿題をしていないことが多かった。 そのため、かなりお説教をした。個人的にはあまり説教はしたくない。 説教中も料金が発生しているため、「勉強を教えていないのにお金をいただいて良いのだろうか」という葛藤があるからだ。

 

~2学期~

 

2学期が始まるとすぐに中間テストの範囲が発表される。今回は、前回の反省点であった提出物を早く終わらせることを目標に、 毎回の授業の終わりにワークを進める宿題を出して、次回の授業で終わっているかのチェックを行った。

 

(2学中間試験の結果)
国:32点→23点(-9点
数:31点→68点(+37点
英:30点→47点(+17点
社:18点→17点(-1点
理:20点→22点(+2点
計:131点→177点(+46点
※1学期の期末テストと今回の中間テストの点数の比較

 

とくに数学の68点の点数は学年の平均点を超えており、 母親からは「まさかこんなに良い点が取れるなんて。答案用紙をコピーして家中に貼ろうか!」と大変喜ばれる結果となった。

 

(アクシデント発生)
10月に体育の授業中に利き腕を骨折するという事故が発生。ペンは握れるものの、負担を避け早く完治させるため、英語、理科、社会の暗記に重点を置く指導にシフト。 期末試験は、理科52点、英語42点も、数学は33点と大幅に下落し、合計点数は130点台に下落する。ただ、以前に比べれば十分な成果と、親御さんから評価していただいた。

 

5.志望校の選定と対策

お父さんの出身校である九州産業大への進学を目指して、九州産業大学附属九州高校の普通科を専願入試で受験することを決める。 システムエンジニアであるお父さんと同じ道を歩みたいとのことだった。

 

12月に入ってからは、九州高校の専願、前期、後期の過去問を繰り返し行う。 とにかく難しい問題は手を付けず、誰でも解けるような基礎問題は落とさないように、またケアレスミスは絶対にしないように練習を重ねた。

 

面接の対策も行う。面接の練習に関しては、お父さんの協力を得て、入念に行ったそうだ。入試の結果は見事に合格!

   

中学卒業後・・・

高校生になってからは週1回に変更し、引き続き指導を行う。主に数学と英語を指導し、定期考査前はその他の教科を指導した。 部活動にも積極的に参加し、かなり充実した3年間を過ごしたようだった。

 

大学受験は、当初の予定通りAO入試で九州産業大学理工学部情報科学科へ合格。さらに大学卒業後は、関東地方の企業に就職してシステムエンジニアとして働いています。 今でも福岡へ帰省した際には声かけてもらって飲み屋で思い出話に花を咲かせています。

 

現在、プログラミング教育に注目が集まり、九産大の理工学部情報学科への合格難易度が数年で跳ね上がる。 「もしも、これから大学受験するのだったら、絶対に合格できないと思う。運が良かった。」 「ちゃんとした会社に就職できたのも、船木先生のおかげです。先生に出会えてなければ、普通の人になれなかったかもしれません。」と言ってもらえた。


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2018/04/10 中学で数学が5点だった生徒が、理工学部に合格するまでの軌跡


       

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