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家庭教師センターの取り分は7割!?個人契約が優れている理由

  家庭教師センターと個人契約で迷う母親と中学生。費用や指導内容を比較し、個人契約に希望を感じる様子のイラスト

「家庭教師を頼みたいけれど、費用が高すぎて不安…」

 

そんな声をよく耳にします。特に家庭教師センターを通す場合、実際に教えている先生にはほとんど報酬が届いていないことも少なくありません。 この記事では、私自身がセンター経由で指導していた際の実体験をもとに、センターの料金構造の実情やサポート体制の限界、そして個人契約に切り替えた理由をお伝えします。

 
◇目次◇

家庭教師センターの取り分は約7割?

学生家庭教師でも月6万円以上かかる現実

私の経験 1時間1500円、でもご家庭が支払っていた金額は?

サポートなし!でも責任だけは重い現実

個人契約なら、費用を抑えて指導の質も向上

おわりに

 

家庭教師センターの取り分は約7割?

家庭教師を探す際、多くのご家庭は家庭教師センターを利用するかもしれません。 では、センターに支払った金額のうち、どれくらいが実際に家庭教師本人の手元に渡っているかをご存じでしょうか。

 

実は、家庭教師の間では「センターに支払った料金のうち、本人の取り分はおよそ3割」という話がよくあります。 つまり、月に6万円を支払っても、実際に指導している先生が受け取るのは2万円前後というケースも珍しくないのです。

 

学生家庭教師でも月6万円以上?

たとえば、大学生の家庭教師に週2回・1回2時間のペースで依頼すると、月額でおよそ6万円以上になることが一般的です。 さらに、社会人で指導経験が豊富な家庭教師を選ぶ場合、月額10万円を超えることも珍しくありません。 しかし、こうした金額の中から、家庭教師が受け取っているのは、学生の場合は2万円ほど、社会人の場合は3万5千ほどで、 大部分はセンター側に回っているのが実情です。

 

私の経験 1時間1500円、でもご家庭が支払っていた金額は?

私自身、学生時代に家庭教師センターを通じて指導をしていたことがあります。 当時、1時間あたりの指導料として私に支払われていたのは1,500円。 しかし、後にそのご家庭からセンターには1時間5,000円もの料金が支払われていたことを知り、衝撃を受けました。

 

しかも、センター側の業務は最初の紹介のみで、それ以降のやり取りは月末の指導報告書の提出程度。 たまにご家庭から家庭教師センターに要望があり、それをセンターから伝達されることがありました。 しかし、ご家庭から私に直接伝えていただければ良い話であり、そこにセンターを挟む必要はありません。

 

家庭教師センターの業務は、家庭教師の最初の紹介のみに重点が置かれ、それ以降は形式的なものばかり。 私が誠実に指導を続けるほど、センター側は何もせずに利益を得るという、やや不公平な構造になっていたのです。

 

サポートなし!でも責任だけは重い現実

また、私が学生時代に家庭教師センターを通じて担当した生徒の中に、中学2年生の学習障害の疑いがある男の子がいました。 彼は、小学校2年生の九九がまだ定着していない状態であり、それ以降の算数の知識はまったくない状態でした。 それにもかかわらず、ご家庭がセンターを通じて購入された教材は、一般的な中学生向けの問題集。当然、ほとんどの内容が難しすぎて使い物にならない状態でした。

 

最初、センターの担当者からはしつこく「この子の指導に入ってほしい」「せめて面談だけでもお願いできないか」と懇願されました。 しかし実際に担当するとなると、「この子は1年間で10人近く家庭教師が変わっている。キミは絶対にやめるなよ。」と念を押されました。

 

ですが、肝心の指導に関する具体的なアドバイスやサポートは一切ありませんでした。 どう教えたらいいかも、どこまで戻って学習すべきかも、すべて現場任せ。 当時は知識や技術だけでなく精神的にも未熟だったため、指導が上手くいかず、生徒に強く当たってしまい泣かせてしまいました。 そのことで自分を責め、また指導が上手くできない無力感から、生徒と一緒に涙してしまいました。

 

この件で生徒の状態や家庭の状況を把握していないのに、ただ「辞めるな」と言われるだけの状況に、大きな違和感を覚えました。

 

報酬は90分で2,300円。教材の準備も、指導内容の調整も、すべて私ひとりで対応していました。 正直なところ、非常に負担の大きい仕事でしたが、少しずつですが、生徒本人が前向きに勉強に取り組むようになっていく様子にやりがいを感じていたため、半年ほど根気強く続けました。

 

そんなある日、保護者の方からこう言われました。

 

「ふなきち先生が来てくれる前は何人もの先生が短期間で入れ替わっていました。 でも、ふなきち先生だけは根気よく、うちの子に向き合ってくれています。 本当に感謝しています。 …本当はダメなんでしょうけど、これ以上センターにお金を払い続けるのは正直惜しいです。 個人契約で指導をお願いできませんか?」と。

 

報酬も2倍の4,600円が提案され、その金額の大きさに最初はお断りしたのですが、 生徒のお父様から「家庭教師センターにはもっと支払っている。センターの対応は良くないし、 本来は先生が受け取るべきお金だと思っているから遠慮しなくていい。」とおっしゃっていただきました。 この言葉をきっかけに、私は「家庭教師センターという仕組み」に疑問を持つようになり、現在は個人契約のみで指導を行うようになりました。

   

個人契約なら、費用を抑えて指導の質も向上

こうした経験をふまえ、現在はすべて個人契約で家庭教師を行っています。 個人契約であれば、センターにかかる中間マージンが不要なため、同じ料金でも質の高い指導を提供することができます。 たとえば、月額5万円であれば、すべてが家庭教師に支払われ、指導準備や教材作成にもしっかり時間をかけられるのです。

 

また、質の高い指導を実現するには「授業の外での準備」が欠かせません。 たとえば、過去問対策を指導する場合、指導前に家庭教師自身がその問題を解き、 どの問題をどの順番で解かせるか、どこでつまずくか、解説はどうするかを事前に考えておかなければなりません。 生徒一人ひとりの学力や個性にあわせて戦略を立てる必要があるのです。

 

しかし、センター経由で1時間あたり1,500~2,000円ほどしか報酬を得られない学生家庭教師に、それを期待するのは難しいのが現実です。 事前に1時間以上かけて準備をしても、それに見合う報酬がないからです。

 

その点、個人契約でしっかりと対価を得られる場合、家庭教師としても責任を持って丁寧に準備することができます。 「時間をかける余裕があるからこそ、的確な指導ができる」―それが個人契約の最大のメリットです。

     

おわりに

私が指導する前に交代になった10人の家庭教師は、生徒やそのご家族よりも家庭教師センターの対応が理由だったのではないかと予想しています。 生徒は九九ができませんでしたが、反抗的な態度をとるような子ではありませんでした。また、保護者もとても良い方々でした。 そうであるにも関わらず、10人も交代になったのは、センターのサポート不足が原因と言わざるを得ません。

 

一部だけなのでしょうが、紹介後はほとんど何もしないにもかかわらず、高額な中間マージンを取り続けるという構造になっている家庭教師センターも存在するのが実情です。

 

一方、個人契約であれば、その分のコストを省き、準備・指導・フォローすべてに時間をかけることが可能になります。 お子さまにとって最適な学習環境を整えるために、本当に納得できる形で家庭教師を選んでみませんか? ご相談・ご質問はいつでもお気軽にどうぞ。

   

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